青汁の種類-原料の産地や効能と成分の比較
青汁の種類と産地比較-成分と効能について
青汁がいろいろありすぎてわからない！私はこう思ったので各社の青汁の原材料の違い（大麦若葉かケールか）について調べてみることにしました。原材料を調べていくうちに、国産か中国産、農薬をどう使っているかもわかりましたので一緒に説明してみました。
目次
青汁の効能
青汁は高齢者や女性に人気の飲み物です。青汁の原料は大麦若葉が主流でケールや桑の葉、クマザサ、ほうれん草などもあります。青汁は野菜の葉を絞ったり粉末にした飲料です。各社の青汁の宣伝に共通している内容は日本人は一日あたり野菜が350グラム必用で、そのためには青汁を飲めば基準を達成することができて健康を増進できるという錯覚を利用しているところです。青汁が女性に人気が高まったことは昨今の葉酸ブームで、葉酸が妊婦とお腹の赤ちゃんの健康によいという説が信じられていることが人気の背景にあるでしょう。例えば大麦若葉の青汁には鉄分やカロチン、食物繊維が入っています。水や湯で青汁を溶くだけなので減塩にも繋がります。既に粉末になっていますので歯で噛み砕く必要もなく食事とともに摂れば成分を吸収しやすいといえます。青汁の原料であるケールはビタミンCとカルシウム、鉄分、ビタミンE、マグネシウムが豊富です。ビタミンCは免疫を亢進するなどの作用があります。カルシウムは骨に関わるほかに、体調を整える効果があります。鉄は貧血や疲労に関わる物質です。ビタミンEは血行の改善や肌やホルモンバランスを整える効果があります。食物繊維は便通を整えます。
青汁の原料と産地
ケール
ケールはアブラナ科の野菜で地中海原産で栄養豊富です。
大麦（成長後の姿）
大麦若葉
大麦若葉はイネ科の植物で茎が出る前の若葉を刈り取ります。
調べたところ、青汁には大麦若葉かケールかどちらかの製品があることがわかりました。
| ブランド名 | 青汁の原料 | 青汁の葉の原産国 |
|---|---|---|
| ヤクルト | 大麦若葉 | 国産（日本の大分県産） |
| アサヒ | 大麦若葉 | 国産（日本） |
| キューサイ | ケール | 国産（日本の九州産と島根県産） |
| 日本薬健 | 大麦若葉 | 国産（日本の九州産） |
| 伊藤園 | 大麦若葉 | 国産（日本） |
| 山本漢方製薬 | 大麦若葉 桑の葉 | 中国産 |
| 大正製薬 | 大麦若葉 明日葉 | 国産（日本の九州産） |
| 小林製薬 | 明日葉 | 不明 |
| アサヒ緑健 | 大麦若葉 | 国産（日本） |
| リケン | クマザサ | 国産（日本） |
| ファンケル | ケール | 国産（日本の愛媛・長野・鹿児島県産） |
| サントリー | 大麦若葉 明日葉 | 国産（阿蘇の大麦若葉と屋久島と伊豆大島の明日葉を使用） |
青汁一覧（人気順）
ヤクルトの青汁
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原材料：大麦若葉エキス(デキストリン、大麦若葉エキス)、ガラクトオリゴ糖、水溶性食物繊維、デキストリン
説明：大麦若葉は大分県国東半島の契約農家が栽培したものだけを使用。農薬・化学肥料を一切使用せずに栽培。こだわりの朝摘み生葉搾り製法です。
風味は青臭くなく、わずかに甘味（オリゴ糖）を感じます。
ヤクルトの青汁の恵みの成分は、公式サイトの説明によると次のようになります。
- エネルギー36～54kcal
- たんぱく質0.5～1.5g
- 脂質0.1～0.3g
- 糖質7～12g
- 食物繊維3.1g
- ナトリウム21～48mg
- β-カロテン190～1,600μg
- ビタミンK41～138μg
- 鉄0.3～1.7mg
- カルシウム9～23mg
- カリウム138～414mg
- マグネシウム3～12mg
- ガラクトオリゴ糖2.5g
こちらは甘味の無い青汁です。原材料は契約農家から調達し、日本製です。食品添加物のデキストリンは整腸作用がありますので普段からお通じの良い人が摂取すると下痢気味になることがあります。
ヤクルトの青汁の種類は全部で8種類あります。ミルクとまぜておいしい青汁や抹茶入り青汁、液状のギュッとしぼったヤクルトの青汁もあります。
山本漢方製薬の青汁
どうやら中国産のようです。どこにも無農薬とは書いてませんので要注意です。
日本薬健の青汁
説明を読むと契約農家で無農薬の大麦若葉のみを使用しているようで、ほかには何も入ってないようです。大麦若葉は九州産（日本産）です。加工も収穫してから24時間以内とあり国内工場で製造されています。添加物も入ってないので料理にも使えそうですね。
アサヒの青汁
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原材料：有機大麦若葉粉末、濃縮野菜、果実汁(人参、りんご、オレンジ、レモン、ほうれん草、アスパラガス、赤ピーマン、小松菜、クレソン、かぼちゃ、紫キャベツ、ブロッコリー、メキャベツ、ビート、赤じそ、セロリ、レタス、白菜、ケール、パセリ、なす、たまねぎ、大根、キャベツ)、ぶどう糖、香料
説明：原産国日本。栽培期間中は、農薬や化学肥料を一切使用しない有機栽培。
伊藤園の青汁
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原材料：原材料:豆乳、砂糖、黒糖蜜、大麦若葉粉末、ケール汁、ブロッコリー汁、緑茶粉末、寒天、亜鉛酵母、増粘多糖類、コーラルカルシウム、ビタミンE
説明：国産大麦若葉、ケール、緑茶
増粘多糖類という食品添加物が入ってます。カルシウムとビタミンEは栄養とも解釈できます。増粘多糖類も天然素材から作られることがほとんどのようです。亜鉛酵母はサプリ成分です。味がついてる青汁が好きな人にはジュース感覚で飲めそうですね。
サントリーの青汁
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原材料：原材料名 大麦若葉末、マルチトール、ガラクトマンナン(食物繊維)、明日葉末、抹茶、煎茶 キシロオリゴ糖、酵素処理ルチン
説明：阿蘇の大麦若葉と屋久島と伊豆大島の明日葉を使用。
無農薬とは一切書かれていません。茶は普通の栽培方法だとすればおそらく農薬使用でしょうね。
リケンの青汁
無農薬とは書かれていませんので要注意です。日本産のようです。大麦若葉のみ使用しています。
ファンケルの青汁
ファンケルはベーシック、大豆入り、プレミアムの三種類の青汁を販売しています。
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原材料：化学農薬を一切使用せず、愛媛・長野・鹿児島県の契約農家でミネラル農法によって栽培された、国内産ケールを100％使用。
説明：※薬（特に血液凝固阻止薬など）を服用中の方、ビタミンＫの摂取制限を受けている方、あるいは通院中の方はお医者様とご相談のうえお召し上がりください。
評判もよさそうです。産地も明記していて信頼できそうですね。
小林製薬の青汁
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原材料：原材料 : 明日葉末 還元麦芽糖 キトサン(かに由来) ショ糖 抹茶 黒砂糖 スピルリナ末 増粘多糖類
説明：有機明日葉使用。
産地の説明はないみたいです。パッケージにも産地や原産国は書かれていませんでした。
キューサイの青汁
これぞ本命！？キューサイの青汁の説明です。
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原材料：農薬・化学肥料を一切使用せず、健康的な土に育まれた九州・島根産ケール１００％のキューサイ青汁（冷凍タイプ）ビタミンＣ
説明：キューサイ青汁はビタミンＫを含みます。心臓、脳、血管などの疾患(いわゆる血栓症)でワルファリンカリウム(ワーファリン)などを服用中の方はご利用を避けてください。
食品添加物としてビタミンCが入ってます。ビタミンKはワーファリンの働きを弱めますので要注意です。
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原材料：農薬・化学肥料を一切使用せず、健康的な土に育まれた国産ケール100％青汁（粉末タイプ）、ビタミンC
説明：粉末タイプです。
ほかにはちみつ入りタイプもあるようです。
大正製薬の青汁
大正製薬はいくつかの種類の青汁を作っています。
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原料:有機大麦若葉、水溶性食物繊維、還元麦芽糖、オリゴ糖、黒ごま末、サンゴカルシウム 説明：九州地区契約農場で農薬を使わず栽培した有機大麦若葉を使用しています。
国産でしかも農薬を使わず栽培したそうなので安心できそうですね。公式サイトにも農薬を使っておらず、有機と第三者機関に認定された農場で大麦若葉を作ってるみたいです。ここまで丁寧な説明をしているところはそうありません。カルシウムも添加されているのでサプリメント効果もありそうです。ほかにはキトサン青汁という商品があり、キトサンがコレステロールから作られる胆汁酸を吸着・排出することでコレステロールの吸収を抑えますと説明しています。抹茶味のキトサン明日葉青汁は、大麦若葉ではなく有機明日葉を使っている青汁です。
変わり種の青汁
青汁と名の付く商品はほかにもいろいろあります。ママ目線で作られた青汁です。
青汁の試飲レビュー
うぎゃっ。サントリーの青汁でしたか・・・。私、サントリーは苦手なんですね。なるべく避けていたのに試供品があたっちゃいました。ではさっそく青汁を開封して粉を入れて湯を100ccほどカップにそそぎました（冒頭の写真がそれです）。一口飲んでみると・・・おいしくないけどまずくもない。粉っぽくもなかったです。でも何だか物足りないので蜂蜜を入れてみました。すると飲めなくはないけど、やっぱりおいしくない。ということで牛乳をちょこっと入れてみました。これなら飲める！ということで青汁を飲み干しました。でもなんだか口直しが欲しいと思い、後でプリンを食べました！
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