桔梗茶-トラジチャ-の成分と効能-도라지차-韓国茶

桔梗茶-トラジチャ(도라지차)-韓国茶

桔梗

桔梗茶(ききょうちゃ)は別名桔梗の根茶、韓国語でトラジチャ(도라지차)といいます。桔梗の根を煎じて梨や蜂蜜などで甘味をつけたお茶です。のどによいとされますが・・・毒性があります。桔梗の根の成分サポニンは毒、界面活性剤でもあるので細胞膜を破壊します。服用する場合は飲みすぎないように注意しましょう。

目次

桔梗(キキョウ)

桔梗

桔梗(キキョウ、学名: Platycodon grandiflorus)はキキョウ科の多年草で日本と朝鮮半島や中国、シベリアなどの東アジアに分布しています。日本では絶滅危惧種です。キキョウは昭和の時代には野生のキキョウが野辺で当たり前のように見られた植物です。生薬のキキョウの根は昭和三十年代頃までは日本の野生の根が使われていたそうです。キキョウは定期的に草刈りが行われるような明るい草地や林に生えます。人の手入れがなくなった場所ではキキョウは絶滅します。

桔梗の花言葉は「変わらない愛、誠実、しなやかさ」です。桔梗の花は夏~初秋に咲きます。

効能

キキョウの根は韓国ではトラジと言われ、薬用や食用にされています。韓国では桔梗の根(ドラジ)をキムチやナムル、ビビンバに利用します。キキョウの根は苦味があり細く裂いて水に晒して苦味を調節するそうです。韓国では桔梗の根は 去痰 、 鎮咳 、鎮痛、鎮静、解熱作用があり、消炎鎮痛、鎮咳去痰薬として使用されます。風邪や喘息、ストレスで免疫が弱くなった人によいといわれます。コレステロールを低下させる効果もあり血管系疾患や高血圧にもよいといわれます。

生薬のキキョウは西洋医学的には鎮咳薬です。漢方では鎮咳のほか、排膿(はいのう)薬として細菌による化膿を治すため使います。しかしながら桔梗根には殺菌効果はありません。

桔梗の根は免疫を活性化する働きがあるとされています。

桔梗の根を生薬として使う場合、そのまま干す生干しと、皮を剥いて干して乾燥する方法があります。生干しの桔梗根はサポニンが多く強い苦味があり、水に晒すとサポニンが水に溶けだし苦味が抜けます。古来より苦味のない桔梗根は薬効が無いといわれることもありますが、イヌリンは残っているそうです。

桔梗の根の薬効と成分

桔梗の根
桔梗の根(写真はWikipediaから転載)
西洋医学では鎮咳・去痰の効果があるそうです。漢方では排膿薬として化膿性疾患や扁桃炎、咽頭痛に用いられます。

成分はイヌリン、トリテルペノイドサポニンのplatycodin A、C、D、D2、D3、F、polygalacin D、D2などです。

薬理作用はエキスを経口または舌下投与で各種動物の唾液分泌促進、気道分泌亢進作用があります。イヌリンにマクロファージの活性化作用があります。50%メタノールエキスに抗浮腫、抗ストレス性潰瘍作用があります。

桔梗根茶の作り方

乾燥した桔梗の根15g~20g程を刻んで水1Lに浸して30分ほど煎じて完成です。服用する場合は必要量を温めて一日二度程飲みます。苦味が気になる場合は蜂蜜を入れて飲みます。鼻づまりがある場合は棗を加えます。梨やショウガを加えて煎じる(煮る)こともあります。副作用がありますので持病をお持ちのかたは服用前に専門家に相談しましょう。梅や豚肉と食べ合わせが悪いと韓国ではいわれています。かえって症状が悪化することもあるそうです。1000ccの水に桔梗の根3本ほどを細かく切って入れます。ほかの材料を加える場合、梨1個、棗10個くらいが目安です。韓国では甘草や葛根、陳皮と一緒に煎じることもあるそうです。
生の桔梗の根を手に入れた場合はよく洗い、お好みで皮をむいてから薄く切ってフライパンやオーブンなどで焦げないように乾かして風通しのよい場所で保存します。茶にする場合は乾燥した物を使います。

桔梗の根を含む漢方薬と効能

桔梗の根を含む漢方薬には藿香正気散(かっこうしょうきさん)、響声破笛丸(きょうせいはてきがん)、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)、排膿散(はいのうさん)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)があります。藿香正気散(かっこうしょうきさん)は冷えや湿気が原因の邪気を排出し気を正すという処方の漢方薬で冷えで働きの悪くなった胃腸や食欲不振や体を温めて湿気を発散させる目的に用いられます。響声破笛丸(きょうせいはてきがん)は声の枯れや喉の不快感に用います。十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)はニキビや湿疹などによる皮膚炎などの化膿しやすい肌の改善に用います。竹茹温胆湯(ちくじょうんたんとう)は風邪などで熱や咳や痰が長引き眠りづらい時に用います。排膿散(はいのうさん)は幹部が赤く腫れている症状に用いられます。防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は皮下脂肪が多いことによるさまざまな症状(べんぴ、むくみ、筋肉や皮膚の炎症や蓄膿など)に使われます。いずれも体力や病状により禁忌がありますので専門家に相談し、薬の説明書をよく読まれることをおすすめします。

桔梗の根(ドラジ)

韓国ではキキョウの根のことをドラジと言います。ドラジや風味付けされた桔梗茶は日本の通販でも購入することができます。ハチミツや梨で甘味を付けた桔梗の根茶もあります。
桔梗の根は長く育てた物ほどよいとされるようです。中でも長生ドラジとは、李聖鎬(リ・ソンホ)氏の栽培法により韓国・智異山(ジリサン)でのみ栽培される21年以上生育した桔梗の根のことをいうそうです。
一部「身近な薬用植物 指田豊 木原浩」という本から引用しました。書き間違い等あるかもしれませんので、内容に対する保証はありません。

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