クラブハリエラコリーナ近江八幡を訪問した感想:滋賀県たねやのお店
ラ・コリーナ（クラブハリエ近江八幡店）
クラブハリエ ラ・コリーナ（滋賀県近江八幡市）に行ってきました。日曜日にも関わらず駐車場は満車の状態。そしてほとんどが県外のお客様。観光に来たというより、観光向けに作られた施設を楽しみに来たお客様でお店は一杯でした。この人だかりを見ていると観光といっても歴史に興味がなく遊べれば何でもいいという人のほうが多いのではないかと思うこの頃です。近江八幡市には豊臣秀次ゆかりの城下町が一番の観光スポットです。その城下町に居を構えているのが「たねや」です。たねやといえば近江八幡。ヴォーリズ建築とキリスト教も次いで街に影響が深いです。
たねやはどうしてこんなに大阪や名古屋の大都市圏から人気を博しているのか正直言って理解不能。羊羹や栗饅頭、バームクーヘンなんてどこにでもあるし、そんなどこにでもある菓子店なのに、どうしてこれほど注目を集めるのか（笑）
確かに滋賀県の中ではこれほど商売の要領を得た菓子店は他にありません。しかし都市圏ではこの程度の店はどこにでもあるように思います。羊羹だったら「とらや」の羊羹が一番目に思いつくように。
羊羹は「とらや」を示す検索結果画面
要はこれとおんなじで女性が大好き、紳士も大好きバームクーヘンの検索結果はというと・・・
バームクーヘンはたねやを示す検索結果
当然こうなるわけです。
目次
奥の庭
いつの間にかラ・コリーナ（クラブハリエ近江八幡店）の奥の店舗がオープンしていました。ラ・コリーナは一体いつオープンしたというのでしょうか。少なくとも2016年1月21日にはオープンしたみたいですが、最近たねやに行ってなかったので全然気が付きませんでした。
カステラショップ
ラ・コリーナ カステラショップ
店の奥の扉を抜けると右手にカステラショップがありました。カステラショップでは焼きたてのカステラとコーヒー、オムライスなどを食べることができるスペースがあります。男性のおひとり様も結構たくさんいらっしゃいました。私もひとつ「焼きたて八幡カステラ」をいただきました。
フードガレージ
ラ・コリーナ アランチーノ ライスコロッケ店
こちらは左手にあるイートインコーナーのイタリアのアランチーノというライスコロッケを注文することのできるお店です。みなさんたねやの袋を手に持ち、空いた片手でアランチーノを召し上がっておられました。
ラ・コリーナ コーヒーショップ
アランチーノ店の隣にはコーヒーとホットドッグが食べられるお店がありました。まるでテーマパークのファストフード店みたいですね。たねやらしからぬ軽食の屋台があるなんて！
黒蜜きなこ団子とみたらし団子のお店
こちらは低価格帯のだんご店のようです。イタリアン、アメリカン、そして日本の軽食店が立ち並んでいました。
パン屋さん
ラコリーナのパン屋さん
左側の店舗の二階にパン屋さんがありました。このパン屋は一階でオープンする予定だったようで、一階の店舗予定地は訪問当時工事中でした。私はこの店でいくつかのパンを買いました。このパン屋は長浜にあるクラブハリエジュブリルタンから焼きたてのパンを発送しているようです。土日は行列ができています。行列が嫌な場合は長浜店に行ったほうがよいでしょう。
こちらはクラブハリエジュブリルタン（長浜市）というたねやのパン専門店です。小さなスペースにいろいろな種類のパンが並べられています。食事用のパンもバゲットとバタール、食パンにパン・ド・ミが並べられていました。菓子パンが多かったように思います。
クラブハリエジュブリルタン
ジュブリルタンへの行き方
クラブハリエジュブリルタンへの行き方は、湖周道路をひたすら北に行きます。ちょうど彦根城を過ぎてプリンスホテルの手前にあります。ラ・コリーナを左折して湖の方に出て突き当りの大きな川の交差点を右折しひたすらまっすぐです。
ギフトショップ
ラコリーナのギフトショップ
2017年7月15日にオープンしたてのラ・コリーナのギフトショップです。アンティークのバスや車が展示されていました。車種はロンドンバスをシンボルに、シトロエン・Hトラック（フランス製）やフィアット500（イタリア製）だそうですが、私にはその価値などはさっぱりわかりません。
アンティークバイク（ ラコリーナギフトショップ）
このオールドバイクにどのような価値があるというのでしょうか。なぜアンティークをテーマにしたのでしょうか。やはりお金をお持ちの男性客の誘引剤でしょうか（笑）
シトロエン・Hトラックの内部
バスの中に人がいました。この方はマカロンを販売されてらっしゃるようです。何とか人のいないタイミングで撮影することができました。
ラコリーナギフトショップ内にはさまざまなお菓子が展示されるかのように販売されていました。まるで展示品みたい！ハリエさんって誰なの（笑）
ラコリーナギフトショップ内の様子です。主にクッキーとジャム、Tシャツやハンドタオルが売られていました。商品に「KIDS」と書かれていますから、お子さま用のギフトのようですね。親が子どもや親せきの子どもに買い与えるプレゼントという位置づけでしょうか。
右側の謎の建物の秘密
ラ・コリーナ最大の謎ともいえる右奥の建物は一体何なのでしょうか？一番見晴らしの良い場所にあって、一番いい場所です。
実のところ、他の観光客もみなさん頭をかしげられていらっしゃいました。建物の中には人が何かをおいしそうに食べているのです！これはレストランに違いない！でもどこから入るの？階段には立ち入り禁止の印があります。もしかして観光バス用の食事スペースかしら？そんなことを思いながら、答えがわかりました！
この建物は社員のための場所なのです。いわゆる社員食堂です。社員がお客様より一番の場所にいるのです。普通ならけしからん事でございます。でもたねやはそれを平気でやってのけます。
さてはて、社員の頭が観光客よりずっと上にあることについて、普通の礼儀でいえば礼を欠いている発想といえます。
でもきっと深い理由が何かあるはずです。
たねやの社員が客を観察して儲けるアイデアを出すとか！
客が第一ではないことを知らしめるとか！
私にはわかりませんが、きっとみんなが納得できるような理由があるんじゃないかと思います。
もしかしたら「この庭（店舗）を作ったのは二階で休憩なさっている従業員なのよ！」と人々に知らしめたいのかもしれませんね。
バームサブレ
帰る前にラ・コリーナメインショップでバームサブレを買って帰りました。私は名前そのまんまバームクーヘンを焼いた物かと思っていたのですが、よく見たらバームクーヘンじゃなくてただのクッキーみたいですね。でも実はこのバームサブレ、本当にバームクーヘンを砕いて生地に練り込んで作ってるそうですよ！
ラコリーナバームソフトは420円でした。おいしそうですね。
バームサブレです。家に持ち帰り包みを開けてみました。値段は忘れましたが確か6枚入りで548円くらいだったように思います。バームサブレは濃いバターの風味がして、口の中でホロホロサクサクと崩れていきました。バームクーヘンの味は感じませんでした。アレルギー表示は簡易包装にはありませんでした。
たねやのおすすめの本
大成功を収めたたねやはいくつかの本を出版しています。商いの心、菓子作りの心を学んでみてはどうでしょうか？
商売人としてのたねやの山本徳次さんの逐語録です。山本徳次元社長は八幡商業高校出身で父親の菓子店を継いでたねやの名前を全国に轟かせた商売の成功者です。
ラ・コリーナへの行き方
ラ・コリーナへ行くにはカーナビに住所を入力します。ラ・コリーナの住所は「〒523-0806 滋賀県近江八幡市北之庄町６１５」電話番号は0748-33-6666です。営業時間は9:00〜18:00です。最寄りの高速道路は名神高速道路八日市インターで、降りたら左折してそのままラ・コリーナまで15kmくらい道なりに直進したところにあります。南からの人は蒲生スマートインターが近いです。インターを降りたらひたすら琵琶湖を目指します。近江八幡の日群八幡宮よりも北の筋、ヴォーリズ記念病院の手前にラ・コリーナはあります。途中に「きてか〜な」という農産物直売所が目印になります。JR西日本で最寄りの駅は「近江八幡駅」です。ラ・コリーナ前にバス停があり、バスが出ています。土日は極めて混雑していますので、たかがバームクーヘンを買うだけに30分待ちになります。平日は待ち時間はかかりません。関連記事
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