五味子茶(ごみしちゃ又はオミジャチャ)の効能と成分-오미자차-韓国茶
五味子茶(ごみしちゃ、オミジャチャ、오미자차)
五味子茶とは
五味子茶の効果
五味子という植物はショウセンゴミシと言い日本でも栽培可能な植物です。チョウセンゴミシはマツブサ科の落葉つる性木本植物で果実を疲労回復や滋養強壮の目的に使います。ショウセンゴミシは朝鮮、日本や中国に分布しています。日本のチョウセンゴミシは帰化植物と思われています。チョウセンゴミシは冷涼な気候を好み、日本の中部から北海道にかけて生息しています。雄雌異株ですが、異なる性の花をつけることもあります。
五味子の皮には甘味があり、果肉には酸味があります。種子には辛味と苦味があり全体的に塩味があります。この果実が生薬や韓国茶として利用されます。チョウセンゴミシのことを別名北五味子といいます。
五味子の果実には薬効があり咳があり口が乾き痰が出る症状に適応されます。疲労回復や滋養強壮にも用いられます。強肝作用があるともいわれています。
精油成分はcitralが主成分です。リグナン成分はschizandrin、gomisin類、pregomisinなどです。有機酸の成分はリンゴさん、クエン酸、酒石酸です。
薬理作用はSchizandrin、gomisin Aはマウスに対し鎮静・鎮痛作用を示しマウスのストレス性潰瘍を抑制しました。Schizandrinは胆汁分泌促進作用、胃液分泌抑制作用を示しました。Gomishin Aはモルモットの気管の機械的な刺激による咳に鎮静作用を示しました。gomishin Jはモルモットの気管のヒスタミンによる収縮を抑制しました。Shizandrin、gomishin Aはラットで四塩化炭素とがガラクトサミンによる血清GOT、GPTの上昇を抑制しました。Gomishin Aは実験的劇症肝炎モデルのマウスの生存率を上昇させ、肝細胞の細胞死を抑制しました。Gomishin Aは各種アレルギー反応を抑制しました。
五味子を含む漢方薬は、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、人参栄養湯(にんじんえいようとう)があります。
一部「身近な薬用植物 指田豊 木原浩」という本から引用しました。書き間違い等あるかもしれませんので、内容に対する保証はありません。五味子茶の作り方
材料
- 五味子・・・1/2カップ
- 水・・・10カップ
- 蜂蜜・・・1カップ
- 砂糖・・・1カップ
- 梨・・・適量
作り方
- 乾燥五味子を二、三回洗い、一晩ミネラルウォーターに浸します。
- 五味子は捨てて、水だけ濾します。
- 水に砂糖と水を入れ温めます(※加熱しすぎると苦くなります)。
- お好みで梨などの果汁を入れて完成です。
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