車前子(しゃぜんし)車前草(しゃぜんそう)=オオバコ-生薬の解説

車前子(しゃぜんし)車前草(しゃぜんそう)=オオバコ

車前子(しゃぜんし)車前草(しゃぜんそう)=オオバコ
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オオバコの種子のことを 車前子(しゃぜんし)と言います。オオバコの全草のことを車前草(しゃぜんそう)と言います。

オオバコは日本全国の日当たりのよい草地で見られる多年草です。春から秋にかけて小さな花を車状に咲かせます。オオバコの種子はスズメなどの野鳥の餌になります。オオバコは車のわだちに沿って並び生えるので車前草(しゃぜんそう)と名付けられたそうです。

生薬では車前子(しゃぜんし)というオオバコの種子のほか、車前草(しゃぜんそう)という全草を用います。

主な産地は中国の河北省、遼寧省、山西省、四川省などで黒竜江省、内蒙古、吉林、青海、山東などの地域も生産されています。

効能

車前子(しゃぜんし)、車前草(しゃぜんそう)ともに利尿作用、鎮咳作用があります。気管内の粘膜や消化液の分泌を促進します。利尿、下痢、頭痛、心臓痛や子宮病、尿道炎、膀胱炎などに効くとされ、適用が広い万能薬です。中国では便秘の治療に下剤としても利用されます。

車前子(しゃぜんし)は咳や眼病に用いられます。車前草(しゃぜんそう)は膀胱の炎症や腫れものに適用されます。腫れやできものには葉を塩でもんで患部に貼ります。蓄膿症には生薬をアルミ箔で包んで火で蒸してあぶりドロドロにし、鼻孔に入れて膿を吸い出すのに用います。

全草を黒焼きにしてホウ酸軟膏で練って患部に塗るとできものの膿や腫れが引くそうです(※3)。

犬や猫においてはコリン作用が認められます。

主成分はプランテノル酸です。

韓国では車前子は下痢を止め、肝機能を活性化し車前草の生葉汁はアルコール分解を助け二日酔い、食物繊維はダイエットや動脈硬化、コレステロールの減少によいともいわれホ・ジュンが記した東医宝鑑にも記述されています。フラボノイドは抗がん作用があるというそうです。

中国の現代医療では慢性気管支炎、急性および慢性の細菌性赤痢、消化不良、高血圧、顎関節症の治療に車前子を用いる研究もあるようです。

成分

  • イリドイド:aucubin
  • フラボノイド
  • 多糖類:L-ラムノース、D-ガラクトースなど
  • プランテノール酸、コハク酸、アデニン、6-アミノプリン、コリン、カタロポール、タンパク質および各種脂肪酸(パルミチン酸、 ステアリン酸 、アラキジン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸など)
  • ビタミンA 、B1

性味

車前(しゃぜん)の性味は甘、寒です。
性味の解説については性味(せいみ)のページをご覧ください。

帰経

薬効

  • 利尿通淋
    • 熱感を伴う排尿痛、排尿困難、尿量減少、濃い尿などに用います。
  • 滲湿止瀉
    • 湿度と気温が高くして起こる水液代謝不良性の下痢、嘔吐、尿量減少に用います。。
  • 清肝明目
    • 熱感のある眼の充血、腫れ、疼痛に持ちます。
  • 清肺化痰
    • 胸部に熱感があり痰の多い咳に用います。

用量

  • 1日5g~10gを煎じて服用します。

原典

  • 神農本草経
    • 主気癃、止痛,利水道小便,除湿痺。
  • 本草新編
    • 車前子,味甘、咸,気微寒,無毒。 入膀胱、脾、腎三経。 功専利水,通尿管最神,止淋瀝洩潟,能閉精竅,祛風熱,善消赤目,催生有功。 但性滑,利水可以多用,以其不走気也。 潟宜于少用,以其過于滑利也。 近人称其力能種子,則誤極矣。 夫五子衍宗丸用車前子者,因枸杞、覆盆過于動陽,菟絲、 五味子過于渋精,故用車前以小利之。 用通于閉之中,用潟于補之内,始能利水而不耗気。 水竅開,而精竅閉,自然精神健旺,入房始可生子,非車前之自能種子也。 ((批)妙論鑿鑿。)大約用之補薬之中,則同群共済,多有奇功。 未可信是種子之薬,過于多用也。

採集方法

花期に全草を抜き、洗って陰干しし、穂は日干しにしてから叩いて種子を採取します。花期は4月~8月、果期は9月です。

読み方

日本語:車前子(しゃぜんし)/車前草(しゃぜんそう)
別名:オオバコの種子、前仁、鳳眼前仁/オオバコの全草
中国語:车前子(jié gěng xi/ ヂィエ ガァン シ)/车前(jié gěng / ヂィエ ガァン)
韓国語:질경이(jilgyeong-i /チルギョンイ)
英語:Chinese Plantain
ラテン語:Plantago Asiatica

車前子(しゃぜんし)車前草(しゃぜんそう)を含む漢方薬


関連リンク

引用::漢方ポケット図鑑 宮原桂身近な薬用植物 指田豊 木原浩、[※3]薬草 (新装版山溪フィールドブックス) 2006(※絶版)、百度百科/车前子 このページの内容はいくつかの文献から効能について調べたレポートであり医療用の資料ではありません。

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