乾姜(かんきょう)又は干姜-漢方薬-中医学の説明書
乾姜(干姜)
乾姜(カンキョウ)は干姜とも書き、ショウガの根茎を蒸して乾燥させた物のことです。ショウガはショウガ科の多年草です。根茎は多肉質で横臥し、節から偽茎が直立します。偽茎は草質で上部に二列互生します。
効能
精油成分であるショウガオールは唾液中のジアスターゼの作用を促進させ強い殺菌作用があります。漢方では体を温める効果があるとされ、芳香性健胃、矯味、矯臭、食欲増進薬として用いられます。腹痛や腰痛にも効果があるとされます。
成分
辛味成分:ショウガオール ジンゲロン ジンゲロール
精油成分:ジンベキロール ジンベキレン等
精油成分:ジンベキロール ジンベキレン等
漢方(中医学)
性味
- 辛
- 熱
帰経
- 脾
- 胃
- 肺
- 心
薬効
- 温中散寒 消化器が冷えて痛む、不消化性の下痢・嘔吐等に用います。
- 回陽中脈 体が芯から冷え、四肢が冷たい時に用います。
- 温肺化痰 呼吸器が冷えて出る咳、希薄で多量な痰が出る時等に用います。
原典
- 神農草本経
読み方
日本語:乾姜(かんきょう)
中国語:干姜 gan jiang
英語:Dried Ginger Rhizome
ラテン語:Zingiberis Siccatum Rhizoma
中国語:干姜 gan jiang
英語:Dried Ginger Rhizome
ラテン語:Zingiberis Siccatum Rhizoma
乾姜を含む漢方薬
- 大建中湯(だいけんちゅうとう)
- 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
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参考:漢方ポケット図鑑 宮原桂
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