賞味期限切れのへしこの活用術
へしこの賞味期限が切れた
冷蔵庫に眠っていた福井県越前海岸の特産品の「へしこ」です。へしこには種類があって「さばのへしこ」「いわしのへしこ」「いかのへしこ」もしかしたら小鯛のへしこもあるかもしれません。今回は1年以上前に福井県に観光に行っておみやげに買っておいた「いかのへしこ」の賞味期限が7か月も過ぎてしまいましたので、どうやって食べきるか考えました。
へしこのパッケージの裏面です。福井・石川産の原材料と書いてあります。だからお土産として買ったわけで、福井のお土産って意外と中国産や韓国産、北海道産みたいな詐欺製品もまぎれてるので、お土産を買う時はいつも地元原産に限定しています。一応これは書いてあることが本当だとすれば本物のへしこといえます。
賞味期限は2017年3月5日(執筆時は2017年10月26日)と書かれています。賞味期限はとっくに過ぎています。でもへしこは発酵食品なので、消費期限というものはありません。まぎらわしいようですが「賞味期限」と「消費期限」はまったく別物です。
へしこを火で炙り、いったん輪切りにスライスしました。へしこを食べてみるとこれがしょっぱい!塩分強すぎです!!!一切れでも塩分2gくらいあるんじゃないかと思うほどです。なので、冷蔵庫に焼いたへしこを保管しておいたら、またまた日が経ちへしこが乾燥して塩が吹くまでになりました。
へしこが乾燥すると余計に塩分濃度が高まりました!
ある日のことです。直売所に行ったら瓶詰の「へしこふりかけ」が売られていました。このへしこのふりかけはのりたまみたいな顆粒タイプじゃなくて、本物のへしこを細かくしたふりかけです。これはいい調理方法だ!と思った私は年に一度使うか使わないかのイワタニのミルサー(そんなに使ってないのに劣化して黄ばんでいる)を取り出し、へしこを砕いてみました。
1分ほどで、へしこは細かくなってふりかけになりました。
まるで猫の餌みたいに臭いけど、塩分量が高いので動物にあげてはいけませんよ!
出来上がったへしこのふりかけをスプーンで1杯すくい、ごはんの上に乗せて食べました。
しょっぱいけど、これならふりかけとしておいしく食べられます。
出来上がった「へしこふりかけ」はペプチドというアミノ酸が豊富ですので料理の調味料としても使えます。
すぐに思いつくのは焼き飯とか、炒め物ですね。味噌汁の出汁として少量加えてもよいでしょう。ほかには「へしこおにぎり」を作ることもできますね!へしこふりかけを焼きそばやお好み焼きの隠し味に入れてもよいでしょう。
福井県民の方も、そうでない方も、塩辛いへしこを捨てる前にチャレンジしてみてはどうでしょうか。
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